2022/09/01 【読書】『心の監獄』

アウシュビッツ強制収容所を体験した女性

 

 

1年ぐらい前に、こちらの英語版を読んだ方の感想で、

「やってもやらなくても、いずれ50歳になる」

ということが書かれてあった、と紹介している人がいて、

英語版を入手して読もうと思っていました

 

しかし、読まないまま、日本語版が出版されていました

(2021年5月)

 

著者の詳細については、先に出版された

こちらの本の解説に目を通されることを

オススメします

 

 

現在40代でモヤモヤしている私が探していたのは、

こちらの内容でした

 

エルパソのある高校で数年間心理学を教え、最優秀教師に選ばれた頃、私は教育心理学修士 を取るために大学に戻ることにした。ある日、ひとりの教師が私に言った。「エディ、あなたは博士号を取るべきよ」

 

私は笑い飛ばした。「博士号を取る頃には五十歳になっています」と私は言った。

 

「どのみち、あなたは五十歳になりますよ」

 

それは私が人からもらった、もっとも賢明なメッセージだ。

 

あなたもいずれは五十歳になる―あるいは三十歳、六十歳、九十歳になる。だから、思い 切ってやってみることだ。これまでしたことのないことをしなさい。変化は成長の同義語だ。 そして成長するには、同じ場所をぐるぐる回っているのではなく、前進しなければならない。

 

 

 

書籍そのものは、心理学者として

著者が実際に治療にあたった内容と

そこからの教訓が盛り込まれています

 

患者の方が体験している内容が強烈なので、

具合の悪いときに読むと、

吐き気を起こすかもしれません

 

 

希望を選ぶことは人生を選ぶことだと

(略)

けれども、希望を選べば、

毎日、関心の対象が変わる。

(略)

現実を否定したり、

それを心地よいもので覆い隠そうとしたところで、

自由にはなれない。

希望は暗闇を忘れさせてくれるものではない。

暗闇と対決するものだ。

(略)

何かに対し希望を失ったり、

無理だと決めつけたりすれば、

実際にそうなってしまう。

しかし、行動を起こせば、

何が起こるか誰にもわからない。

希望とは規模の大きな好奇心。

自分の中で明かりを灯すものが何であれ、

それを育てよう。

真っ暗な場所に

その明かりを輝かせようとする意欲なのだ、

 

希望とは、私が知る限り、何より大胆な想像力だ。

 

 

人は苦しみを捨てることはできない。

起こっったことを変えることもできない。

しかし、人は自分の中にある贈り物を

見つける選択ができる

傷を慈しむようにもなれる。

 

ハンガリーの諺にこんなものがある。

「ろうそくの下はいちばん暗い」

いちばん暗い場所といちばん明るい場所

ー影と輝きー

は絡み合っている。

 

 

次はBills Gates もオススメしていた、

『Choice』を元気なときに読んでみようと思います

 

youtu.be

 

『The gift』の英語版も手をつけたいと思う

今日このごろではあります