走り方で脳がかわる

「この本私が書いたみたい」、って思うくらい、実感していることばかり。

2016年に出版された本なので、茂木さんのランニングのときの道具なんかは変わってるんじゃないかな。多分スマホじゃなくて、スマートウォッチで走ってるんでは、とか。

内容としては、自分が実感していることばかりだったのですが、脳科学者の観点もちょっと含めながら文章にされているので、私自身も「言葉にするとそういうことなんだ」という勉強になりました。

いくつか、自分の中で覚えておきたいことを備忘録として書きます。

ランナーズ・ハイとは・・・

走ることで脳にβ(ベータ)エンドルフィンが分泌されることによっておきる。βエンドルフィンは神経伝達物質の一種で、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感が得られるため「脳内麻薬」とも呼ばれる。・・βエンドルフィンはそのなかでも苦痛を取り除くときにもっとも多く分泌される。つまり、脳は苦痛を感じると快楽物質を出すようにできているのだ。

デフォルトモードネットワーク(DMN)とは?

特定の課題に集中しているときには活動が低下し、なにも考えていないときに活動し始めるネットワーク

その他私からの参考リンク

 創造力を高め、脳疲労を防ぐために知っておくべき9つのこと

https://studyhacker.net/what-is-dmn

あの町とこの町がここでつながっていたのか!という位相幾何学的な発見が楽しい。

僕のイメージとしては、朝走ることで脳の動きはトップスピードにまで上がる。そのまま午前中で書き物などの仕事をあらかた終えてしまい、午後からは打ち合わせなど人に会う仕事をする。これが今の自分にとってもっとも効率のいい仕事の仕方である。

コースのなかに公園をうまく取り入れて、木々に囲まれた土の上を走るようにしている。公園では季節を感じることができる。・・・・・・・公園というのは自然を感じられるだけでなく、機能的にもランニングコースに取り入れたほうがいいものだ。

メリットとしては、まずある程度大きい公園にはだいたい水飲み場がある。夏のランニングには給水ポイントは必須である。水を手に持って走るのは大変なので、コースの中で水が飲めるところを見つけておいたほうがいい。

また、公園にはトイレがある。これも非常に助かる。僕は、朝ランのコースに必ずトイレスポットを入れておくようにしている。

procrastination (=本当はしなければならないことをぐずぐずと先延ばしにすること)

この先延ばしが「実は創造性につながる」というプレゼンテーションだった。

[略]

淡々と物事を片付けていく人よりも、先延ばしにしている人のほうが創造的だ、というデータがある。

※Procrastinationについて茂木さんが紹介されていたTEDの内容はこちら↓

英語に”Doodle”という、日本語にはうまく訳せない言葉がある。「考え事をしながら手元はいたずら書きしている」というような意味だ。・・・走っているときの思考はDoodleに近い。考えないようにして考えている、意識しないようにして意識している。そこからひらめきが生まれてくる。

走り始めるときには未解決だった問題が、走り終わると解決している、ということがある。相談すべき人が、ふと思い浮かんでくることがある。

2021版は私が書けるように、引き続きこのブログに書き留めていきます。