脳には妙なクセがある

今朝は早起きして走れたんですが、私は、空腹と睡眠不足の場合、機嫌が悪くなります。

今日も案の定、機嫌悪くなりました。

睡眠について備忘録のため、本より抜粋。

睡眠をしっかり取ることの重要性について、脳科学者の池谷裕二さんの書籍より。

<怠惰思考のすすめ>(池谷裕二『脳には変なクセがある』)

まずは発想力の話題から。

イデアをひらめいたり、創意工夫に満ちた着想を得るためには「王道」があると言われています。 グレアム・ウォーラスによれば、それは四つのステップからなります。

つまり、

l. 課題に直面する

ll.課題を放置することを決断する

Ⅲ. 休止期間を置く

lV. 解決策をふと思いつく

です。

とくにステップが重要です。 これは「怠惰思考」と呼ばれる行為です。 当面の問題を放置することは勇気のいる行為ですが、創造のためには相応の熟成期間が必須なのです。

裏を返せば、アイデアを要する仕事をこなすためには、十分な余裕を持って手をつける必要 があるともいえます。

たとえば書類。 「〆切が先だから」と封も開けずに放置するのではなく、とりあえず一度目 を通してから放置するほうが、思いつくチャンスが高いと信じて、私は実行しています。 しかし、 なぜ、熟成期間が必要なのでしょうか。 カリフォルニア大学のメドニク博士らの研 究が示唆に富んでいます。

メドニク博士らはRATテストを7人に対して行っています 。RATテストとは、与えられた三つの単語に共通する言葉を探すという試験です。 たとえば、「白黒・中国・笹」 だったら、「パンダ」などが正解となります。

解答のために長い時間を与えたのですが、ずっと起きていた人よりも、睡眠をとった人のほうが成績はよいことがわかりました。

面白いのは、長く眠ればよいというわけではなく、「REM睡眠」と呼ばれる浅い眠りが多 い人ほど成績が高かったのです。睡眠が生命にとって大切な生理現象であることはすでに述べ てきた通りですが、だからといって、寝さえすればそれでよいのではありません。 睡眠の質 (クオリティ)が問われるというわけです。

主人の仕事時間の関係もあって、日をまたいで寝ることが多いのですが、せめて23時には寝るようにしたいです。

朝のほうが涼しいし、何より1日が長くなりますので。