2001.9.11 。
2001.8月29日に日本を出国してアメリカのロサンゼルスへ向かいました。
そして、2001.9月11日にロサンゼルスから日本に戻ってきました。
当時、私は大学3年生だったのですが、夏休みにアルバイト以外の予定をなにも入れておらず、
あまりお金は使いたくないと思っていました。
学生時代は海外旅行に行くのは好き、といえば好きでしたが、なんとなく「いまはいいや」と思っていました。
しかし、アルバイト先の友人がパキスタンへ旅行へ行くために休みを取る、というので、
なんとなーく、「世界ふしぎ発見」を見て、以前から興味があった塩海のあるエルサレムに行きたいな〜と、
エルサレムのあるイスラエルの「地球の歩き方」を買って、アルバイト先で読んでいたりしました。
当時、アルバイトはいくつか掛け持ちしていたのですが、
平日の夜は週に3回ぐらい、新聞社で電話番みたいなことをしており、
アルバイト中でも読書していて全く平気な環境でした。
「イスラエル、いいね〜。でも一人でいくわけじゃないよね」
と心配してくださり、私自身も治安が心配だったので諦めました。
かわりに、当時の新聞社で時々FAXを送っていたシリコンバレーに行ってみたいと思いたち、
ロサンゼルスからバスでシリコンバレーからほど近いサンフランシスコへ行く、という計画を立てました。
アメリカの西海岸といえば、ヨセミテ世界公園、グランドキャニオンがある、ということで、
結果的に、
ロサンゼルス→サンフランシスコ→サンノゼ→ヨセミテ公園→ラスベガス→グランドキャニオン→ロサンゼルスへ行きました。
順番は違ったかも・・。サンフランシスコからサンノゼ以外はすべてバスで移動しました。
サンフランシスコ
市場でカニを食べたり、アルカトラズ島をみたり、いわゆる観光地をまわりました。
サンノゼはシリコンバレーと言われている場所ですが、当時サンノゼの駅に降りたときには
なんにもなくてかなり不安になったのを覚えています。
なぜか私はスタンフォード大学を見学に行きました。
サンノゼの駅からバスで大学へ向かう途中で、お父さんとお子さんがバスに乗ってきて、乗客は我々3人でした。
「きっと、息子さんをスタンフォードに入れたいのかしら」とバスのなかで思っていた風景が
はっきりと思い出されて懐かしいです。
大学は夏休み中だったのですが、日本で言うところの生協はあいていて、グッツを買ったりしました。
当時買ったファイルなどは今も持ってます！
ヨセミテ公園
当時は安宿といったら、「ユースホステル」をめぐることでした。
ヨセミテ公園へ向かうために「ユースホステル」のカタログのなかで紹介されていた
アメリカ人老夫婦の家に宿泊したのを覚えています。
日本人男性2名も一緒で、夕飯のあとも彼らはアメリカ人老夫婦から銃の使い方みたいのを
教わっていました。
ヨセミテ公園へ行くバスの中で、「昨日は◯◯人なくなりました」みたいなことをアナウンスされていて、
非常に怖かった記憶があります。
ラスベガス
カジノも試したりしました。私の隣の席でカジノをしていた人が大当たりしたみたいで、
その後、カメラで写真を取られたりしていました。
もっと詳しく聞けばよかったかな。
ラスベガスで、かなり町の外れのほうへ歩いていってしまい、
当時テレビでヒッチハイクで旅するのが人気だったので、
ヒッチハイクを試みたところ、すぐに車が止まってしまい、
その後危ない目にあうところでした。
グランドキャニオン
確かラスベガスから向かったんだと思うんですが、
バスで移動中に休憩所でバスが止まって、
イスラム教の方たちがお祈りをされていました。
当時はものすごく珍しく見ていました。
その後、グランドキャニオンについてびっくりだったのが、
なんと、日本のアルバイト先で一緒の方がボランティアで
グランドキャニオンで働いてらっしゃいました。
お互いに、顔は知っているけど話したことない、という関係です。
世界は狭いな〜と実感した出来事でした。
ホテルの予約もせずにグランドキャニオンまで着てしまったため、
ほとんどあいている部屋がなくて、一人でトリプルの部屋に泊まりました。
キャビン風の部屋だったのですが、朝起きたら外に鹿がいました。
グランドキャニオンはひたすら崖に下っていくのですが、
お父さんが赤ん坊を背中に抱えて下っていたのが印象的でした。
ロサンゼルス
最後のアメリカでちょっと贅沢気分を味わいたいと思って、
ロデオドライブ、という高級住宅地にある一番安いホテルに泊まりました。
ロデオドライブを歩いているときに、地震があって、
周辺の人々が慌てているのが印象的でした。
確かホテルに戻ってからも小さな地震があって、かなり不安な夜を過ごした記憶があります。
日本
それから日本に帰ってきて、当時一緒に住んでいた妹にテレビをつけてもらうと、
アメリカの高層ビルから煙がでている映像が流れていて、
高層ビルに飛行機が突っ込んでいく映像が流れていました。
私が旅していたのは、西海岸だったので、方向的にまったく別の場所ではありましたが、
その後アメリカの空港が閉鎖されて飛行機が飛ばないという事態になりました。
自分の帰国日が1日ずれていたらどうなっていたんだろう、と
「運」について考えたりしました。
また、もしかしたらエルサレムへ旅行していたかもしてないことも思い出していました。
翌日、9月12日は朝からアルバイトへ行っていました。
友人はパキスタンへ行っていたのですが、パキスタンへ行っていた人は、
強制帰国になっている様子をテレビで見ていました。
最近、以前の職場の方が、2001年のときにはアメリカのワールドトレードセンターで働いていて、
9月11日は、職場に行くのが遅くなってしまって、当時の事件の被害に合わずにすんだそうです。
偶然とか運について考えてしまいますね。
あれから20年も経ったんですね。
20年前の9月11日、何が起きたのか ── 写真で振り返る
https://www.businessinsider.jp/post-175023
2001年以降、アメリカへ行ったことはありません。
数年後に、アメリカへ渡りたいとも思いつつ、、、、。
