電気の契約アンペアを替える工事をお願いしたときに、工事のおじさんに言われました。
20代後半のころの話、13−15年ぐらい前の話です。
当時ギリギリ都内で一人暮らしをしていました。
電気代の基本料金を下げるために、電力会社にお願いして、契約アンペアの取替工事をお願いしました。
平日の日中に私の部屋に工事のおじさんがやってきました。
ブレーカー部分の取替工事でしたので、一旦ブレーカーは全部落として部屋の電気は全てなしになりました。
1Kのアパートのキッチン部分にブレーカーはあり、電気をつけないと日中でも真っ暗でした。その真っ暗闇のなか、私はおじさんが工事しているところをずっと見ていました。
終わってから、電気がついたところで、おじさんに、
おじさん「あんた、建築関係かなにかに勤めてるの?」
私「いえ、違うますが・・」
おじさん「オレ、この仕事40年ぐらいやってるけど、女の人で作業してるとこみてたのは2,3人いたかなぁってぐらいだよ。」
私「へぇ・・・」
あれ、なんか私ってちょっと変わってるのかな、とその時は「そうなんだ」ぐらいにしか思ってませんでした。
自分の性格について考えるときに、このおじさんの言葉が自分の性格のヒントになるのでは、と思って思い出すことがあります。工事しているとみんな気になるのかな、と思ってたんですが、工事しているところって、やや危険でもありますからね。
自分の身の回りのものがどうやってできているのかは気になりますが、機械を分解して確認したり、というほどではないんですよね。危険なところが好き、という部分は自分にもあるのかな。
他の人と違う、って言われるのが、私にとって嬉しい言葉なんでしょうね。「◯◯と一緒」というのは嬉しいとは受け取れないかもしれないですね。
人によって言われて嬉しいポイントとそうでないポイントがあると意識しながら、コミュニケーションするよう意識してたいですね。