バングラディッシュに限らず、新しい仕事の場に興味があるので。
(マサイ族からヒントをえたMBTもアフリカつながりだったのかー)
最近、英治出版さんの本をよく読みます。
以下、ほぼ本文より抜粋。
![]() | アフリカ 動きだす9億人市場 (2009/07/14) ヴィジャイ マハジャン 商品詳細を見る |
電力があてにならない国では、
停電は外食の機会であり、
起業家にとってはビジネスを立ち上げる機会でもある。
発電機や太陽電池が爆発的に売れることはいうまでもない、
2006年国民総所得は9783億ドル
インドを上回り、世界第10位の経済規模。
1 アメリカ、2 日本 3 ドイツ 4 中国
アフリカにおける富のほどんとはダイヤモンドと油がうみだしている
起業家は問題を解決する。
電力がなくなれば発電機やインバーターを売る。
金融システムが不安定になれば、
外国為替投資で稼ぐ。
雇用がなくなれば道端に雑貨屋を開く。
起業家精神と消費市場の発展は、
政治改革よりもずっと明朗で、安定した、
協力な長期的進展の駆動力なのかもしれない。
アフリカは全人工の過半数が24歳未満であり、
世界的に見ても最も若い市場を有している。
人工調査局によると、
ヨーロッパの人口が2050年までに6000万人減少するといわれている一方で、
アフリカは9億人増えて現在の人口からほぼ倍増すると予測されている。
BRICSに焦点を当てるならば、
ナイジェリア、エジプト、ケニア、南アフリカによりNEKS(ネクスト)市場にも
注意を向けるべきではないだろうか。
アフリカで事業を行ううえでの課題。
1960年の独立以降、汚職による損失は4000億ドルにのぼる。
アフリカの大半の国では、商業登記を行って事業を開始するまでに、
世界のほかの地域よりもはるかに長い時間がかかる。
汚職官吏が分け前を要求してくるためだ。
アフリカの市場は気弱な人間には向かない。
他を後込みさせうような障壁がある場所にこそ、
耐え抜ける者だけがつかめる市場機会があるのだと知っている起業家や企業のための市場だ。
前家庭のわずか20%しか銀行口座を持っていないこの大陸で、
金融機関は銀行非利用者層の囲いこみにかかっている。
クレジットカードの普及率が低いために、
アフリカ諸国は先駆的に金融業を携帯機器へと組み込んでいた。
”There is nothing like a dream to create the future Victor Hugo KEEP WALKING [JOHNNIE WALKER]
「あらゆる階層の人々が携帯電話や特定の飲み物によって地位や富を誇示したいと思うその願望こそ、
アフリカの多くの国で消費者需要を喚起する要素に他なりません」
ユニリーバは小さいところでは大型家電用段ボール箱程度の広さしかないような小規模店舗のネットワークを構築し、人口の80%に商品が届けられるようにした。
ユニリーバは世界銀行と協同で、ウガンダで手洗い促進キャンペーンを展開している。
略
世界銀行と協力して衛生の向上促進に努めることで、
ユニリーバは国民の健康を改善するだけでなく、
自社製品の「ライフブイ」石鹸の市場を育てることもできるのだ。
南アフリカのように比較的インフラが安定した国でも、限られた電力に成長を脅かされている。
人口調査局
2050年までにはコンゴ民主共和国、エジプト、ウガンダがナイジェリアとエチオピアに続いて世界で人口が多い国の上位15カ国に名を連ね、ロシアと日本、ドイツを欄外に押し出すだろう。
若きアフリカ人世代 チーター世代
理由は、権力こそ、あだ握っているものの過去にとらわれてしまっている「カバ世代」と呼ばれるグループよりも、
若者世代のほうが速く動けるからだ。
足の速いチーターたちは民主主義と透明性、汚職の根絶などを求めている。
「ツォツィ」
「アフリカの人々はとても情熱的で、決意が固く、自助努力を惜しまない人々です。
自分たちにとってどの解決策がうまくいくかもちゃんとわかっています。ただ、促進剤が必要なだけです」
時として、非営利活動が営利目的の合弁事業よりも効果的である場合がある。
「公衆衛生対策に名目価格を設定したほうが購入者が真剣に受け取るため効果が高い」
という見方とは相反する結論だ。
最善の解決策が、無料のものである場合もあるのだ、
キヴァ kiva.org
貧困層を対象とした世界初の個人対個人の貸付市場だ。
数々の困難を切り抜いていける力と知識、
視野を兼ね備えたビジネスリーダーが求められるのと同時に、
ビジョンと思いやりにあふれた政治的リーダーも求められる。
翻訳 松本裕