先週、お墓参りに行く前に見ました。
おくりびと [DVD] (2009/03/18) 本木雅弘広末涼子 商品詳細を見る |
公式サイトはこちら→おくりびと
ご覧になった方も多いと思います。日本のよさが出たいい映画だな~と思いました。
クライマックスに限らず、ところどころ感動させます。
私は中盤、若いお母さんが亡くなってしまい、棺おけの前で泣いているおじさんと子供にジーンとしました。たぶん自分の環境に近いから。
実は私、こちらの映画を、
高地トレーニング合宿の朝にもちょっと観てまして、
それで泣いたりしてたから、車の中で体力消耗してしまったのだと思います。
この映画、なんといっても、小物づかいがうまいですね。
私、気になったのが、「石文(いしぶみ)」。
言葉ができるずっと前に、人は自分の感情をひとつの石にたとえて相手につたえたそうです。
その石文をまねして、今日一日の反省を自分なりの石(ではなく、イラスト)で振り返るようにしてます。
感動だけじゃなく、素直に笑えるシーンも満載です。
おととい、実家に帰省したときに墓参りに行きまして、
親に「棺おけどんなのにするか決まってるの?」と聞きましたら、
「今は火葬だから気にしてないし」って。
私のおじいさんのときは土葬だったのですが、今は私の地域でも土葬は禁止されているそうです。これまで気にしてなかったけど、お墓で親とどこに埋めるか、とか、ここの墓石に名前を彫るとか、をぶつぶつと話しました。
私はお墓といったら、実家と親戚の家の墓参りくらいですが、
いつか自分が今は知らないどこかの土地の墓に入るんだろうか、と考えたりしました。
それなら、ずっと知ってる墓のほうがいい、と思ったりすると同時に、
母親はここの墓でいいのかなぁ・・とかしみじみ。
目標設定する際に、
「告別式でどんなことを言われたいか」を考える質問があるのですが、
死に際について思い出したことが。
初恋のきた道 [DVD] (2007/05/30) チャン・ツィイースン・ホンレイ 商品詳細を見る |
学生時代に、相方とこちらの映画を観たのですが、
それを観終わってからの相手の感想。
「あんな風に、みんなに慕われて死にたい」
って。20代前半の私には新しい視点でした。死ぬときにどう思われたいとかって。
ちなみに、家族も含めて自分にとって大切な人に思われたらなら、それでいいと思ってる。でも本当に大切な人なら、そんな人残して先に死ねないし。
今週末あたり、お彼岸でお墓参りに出かける方も多いのでは?
自分の告別式でどんな弔辞を読まれたいか、考えてみてはいかがでしょう。
同じく、アカデミー賞で話題になったこちらも観ました。
ゆったりとした時間が流れています。
ラストシーン、ふっと終わってしまうのですが、映画が終わった後、自分に物語がやってくるようなちょっといい終わり方なんです。20分もない映画ですので、ぜひ。
つみきのいえ (pieces of love Vol.1) [DVD] (2008/10/24) 長澤まさみ 商品詳細を見る |