死んだら、なんて言われたい?、映画『おくりびと』

先週、お墓参りに行く前に見ました。

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アカデミー賞で外国語映画部門を受賞した「おくりびと」。

ご覧になった方も多いと思います。日本のよさが出たいい映画だな~と思いました。

クライマックスに限らず、ところどころ感動させます。

私は中盤、若いお母さんが亡くなってしまい、棺おけの前で泣いているおじさんと子供にジーンとしました。たぶん自分の環境に近いから。

実は私、こちらの映画を、

高地トレーニング合宿の朝にもちょっと観てまして、

それで泣いたりしてたから、車の中で体力消耗してしまったのだと思います。

この映画、なんといっても、小物づかいがうまいですね。

私、気になったのが、「石文(いしぶみ)」。

言葉ができるずっと前に、人は自分の感情をひとつの石にたとえて相手につたえたそうです。

その石文をまねして、今日一日の反省を自分なりの石(ではなく、イラスト)で振り返るようにしてます。

感動だけじゃなく、素直に笑えるシーンも満載です。

おととい、実家に帰省したときに墓参りに行きまして、

親に「棺おけどんなのにするか決まってるの?」と聞きましたら、

「今は火葬だから気にしてないし」って。

私のおじいさんのときは土葬だったのですが、今は私の地域でも土葬は禁止されているそうです。これまで気にしてなかったけど、お墓で親とどこに埋めるか、とか、ここの墓石に名前を彫るとか、をぶつぶつと話しました。

私はお墓といったら、実家と親戚の家の墓参りくらいですが、

いつか自分が今は知らないどこかの土地の墓に入るんだろうか、と考えたりしました。

それなら、ずっと知ってる墓のほうがいい、と思ったりすると同時に、

母親はここの墓でいいのかなぁ・・とかしみじみ。

目標設定する際に、

「告別式でどんなことを言われたいか」を考える質問があるのですが、

死に際について思い出したことが。

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学生時代に、相方とこちらの映画を観たのですが、

それを観終わってからの相手の感想。

「あんな風に、みんなに慕われて死にたい」

って。20代前半の私には新しい視点でした。死ぬときにどう思われたいとかって。

ちなみに、家族も含めて自分にとって大切な人に思われたらなら、それでいいと思ってる。でも本当に大切な人なら、そんな人残して先に死ねないし。

今週末あたり、お彼岸でお墓参りに出かける方も多いのでは?

自分の告別式でどんな弔辞を読まれたいか、考えてみてはいかがでしょう。

同じく、アカデミー賞で話題になったこちらも観ました。

ゆったりとした時間が流れています。

ラストシーン、ふっと終わってしまうのですが、映画が終わった後、自分に物語がやってくるようなちょっといい終わり方なんです。20分もない映画ですので、ぜひ。

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