「脱「ひとり勝ち」文明論」の本にあったのですが、
著者の清水さんは学生時代に「成長の限界」を読んで自分の進路を考えたそうです。
私も学生時代に「成長の限界」は読んだのですが、最近ではシリーズで「限界を超えて」「成長の限界 人類の選択」とでているようです。
「朝2時起きで、なんでもできる!」の枝廣さんが翻訳を担当されていました。2005年が日本での第一版。
成長の限界 人類の選択 (2005/03/11) デニス・メドウズ 商品詳細を見る |
第7章 持続可能なシステムへ 思考と行動をどう変えるか
第8章 いま、わたしたちができること 持続可能性への5つのルール
を中心に読みました。成長の限界を論じるにあたってにありがちな偏見や単純化、言葉の罠として考え方が紹介されていたのですが、これが仕事や人生にまで応用できそうな内容だったのでメモとしてこちらに引用しておきます。
誤:変化とは犠牲であって、避けるべきである
正:変化とは挑戦であり、必要なものである
誤:成長はすべて、良いことである。疑問の余地も、区別したり調べたりする必要もない。
誤:成長はすべて悪である
正:必要なのは、成長ではなく発展である。発展のために物理的な拡大が必要であるなら、それは実際のコストをすべて計算にいれたうえで、公正で、手ごろで、持続可能なものでなくてはならない。
誤:根っからの悲観主義
誤:中身のない楽天主義
正:現在の成功と失敗について、そして未来の可能性と障害について、真実を語る決意
正:何よりもより良い未来へのビジョンをしっかり見据えつつ、現在の苦痛を認め、耐える勇気。
私のタイピング力ではこのあたりまで。
なぜか、人類など壮大な話について読んでいたら、こちらの本を思い出しました。
人生の短さについて 他二篇 (岩波文庫) (1980/11) セネカ 商品詳細を見る |
人生は十分に長く、その全体が有効に費やされるならば、最も偉大なことをを完成できるほど豊富に与えられている。けれども放蕩やや惰性のなかに消えてなくなるとか、どんなに善いことのためにも使われないならば、結局最後になって否応なしに気づかされることは、今まで消え去っているとは思わなかった人生が最早すでにすぎさっていることである。
生きることを止める土壇場になって生きることを始めるのでは、時すでに遅し
「仕組み化」って環境問題において、ものすごく大切なキーワードですね。
まとまりがないですが、考え方の視野が広がってきてる気がします。