限界に挑戦、というのは、言葉のあやではありません・・。
究極のトレッドミル・究極のビルドアップ&スピード走・・・
本日、最大酸素摂取量を測定してきました。
こちらを見ていただければよくわかりますが、最大酸素摂取量とは「単位時間当たりに組織が酸素を取り込む最大の量」のことで、この値が大きいほど「全身持久力が優れている」と評価されます。
場所は千葉県佐倉市にある順天堂大学スポーツ健康医科学研究所です。
大学の研究生たち5、6人が私を囲みます。
私はひとりトレッドミルの上。
顔には酸素マスクをつけています・・・
酸素摂取のマスクとは生半可なものではなく、よくみる酸素ボンベマスク、とでもいいましょうか、頭から固定されました。下方はまったく見えません。なので、速度があがっても自分の中で何が速いのかよく理解できないのです。
しかも足はスピードに追いつかなかったとき、足が取り込まれないように上からつるす紐を装着・・。
このときの私は、TIMEX RUNNING CLUBでいただいたウェアを着ていました。ランスカです・・。気持ちだけは楽しく・・と思ってました。
最初 1キロ5分のペースで始まり、3分走ります。
そしてその後1分の休憩&血液の摂取
これを5セット。ラストの5本目は1キロ3分40秒ペースでした・・・。
周囲からは
「心拍数 178!」
「装着まで30秒」(3分のうち、ラスト1分間で酸素を袋にとりこんでました)
「準備OK!」
などの声が聞こえています。
この様子はさながら、緊急患者が手術室にいるときのようでした(手術の経験はありませんが・・)。
私のトレッドミルの脇には血液摂取のため白衣を着た先生が立っていて、
それがまた手術を思わせるというか・・とても不思議な体験でした。
そしてここからが私の究極の体験。
この3分40秒のペースで、1分ごとに傾斜を上げていきます。
このあたり、あまり記憶がないのですが、
傾斜があがっていって、26分いくつかでオールアウト(疲労困憊状態ってとこでしょうか)しました。
前方にガラスがあって、うっすらと自分の上半身だけみえていました。
傾斜をあげていきながら、
周囲の「もう少しだ、がんばれ!」の声が増えていったことで、
自分のペースが取り残されていることに気づきました。
そして、、ふっとガラスにうつる自分が遠く・小さくなっていることに気づき、
力が抜けていったように思います。
私より先にこちらを体験されていたTomaさんが、終了後に測定してくださった方へ「ありがとうございます!」の気持ちをおっしゃっていて、、その心境がよーくわかります。
本当、みなさんまさに私のために測定してくださいました。順天堂大学のみなさま、ありがとうございます。
そして、なんと測定していた研究科の桜庭先生。なんと、谷亮子さんや高橋尚子さん、さらには小谷実可子さんの主治医(っていう?)なんだそうです。谷選手のハッピがおいてあったので気づきました。
すごい方たちに囲まれてとても充実した時間でした。
※普段からこの大学でこのようなサービスをしているわけではありません・・(と思う)。なのでもし経験したい方は東京体育館で試されるのがいいかと思います(1650円でした)。
で、なぜ私がこのような経験ができたかといいますと・・この選考にに参加させていただいているからです。今回がファイナルでした。どうなるんでしょう、、脚力が弱いようなので、どうかな・・最後ふんばれなかったのも脚力によるところが多かった気がします。本日お会いしたTokoさん、Eharaさんお疲れ様でしたー。