ディスカバーJAPAN!、首都圏外郭放水路を見学してきました。

プロジェクトXがここに!

日本の技術ってすごい。興奮しました。

首都圏外郭放水路に行ってきました。

場所は、東京から離れて、埼玉の春日部市クレヨンしんちゃんの町で有名)から駅で2つほどの、

南桜井駅で降りて、3キロほどのところにあります。

駅から外郭放水路までの表示がまったくないので、地図をプリントしていったほうがいいですね。

タクシーだと980円。帰り迎えにきていただく場合は1250円です。

(途中、国道16号にでると「江戸川河川事務所」の案内があるのでそちらに向かっていけばいいと思います)

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(携帯電話からとった写真。現在カメラ壊れているのでしばらくぼんやりした写真が続きます。あしからず・・)

こちらが、見学できる「龍Q館」のある庄和排水機場。

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係りのお姉さんの説明を聞きながら、

116段の階段を下りて調圧水槽に向かいます。

ところで、この首都圏外郭放水路とは、、

首都圏外郭放水路は、あふれそうになった中小河川の洪水を地下に取り込み、地下50mを貫く総延長6.3㎞のトンネルを通して江戸川に流す、世界最大級の洪水防止施設です。日本が世界に誇る最先端の土木技術を結集し、平成18年6月に完成。

(HPより抜粋)

埼玉県東部の中川・綾瀬川流域は、川と川に挟まれた低地帯で、

川の堤防より低いところが多く、切り取ってみるとお皿のような地形です。

森や田んぼが減った影響もあって、大雨が降ると町はすぐに浸水してしまったいたそう。

そこで「大都市における住宅宅地供給の推進に関する特別措置法」に基づくプロジェクトとして、平成3年3月の基本方針に盛り込まれ、平成5年の3月から工事が着工されていきました。

この全体像が完成したのが平成18年。つい最近のことです。

放水路が完成したことによって、3分の1以上浸水の数はへっているそうです。

090617gaigaku3(これもHPより抜粋)

↓この下に、地下のパルテノン神殿といわれている調圧水槽があります。

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ここから地下に降りていきます。

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これが有名な地下神殿です。涼しい。確か15度くらいでした。

ナショナルジオクラフィックの方たちも取材にいらしてました。

「水と人間」というテーマで近々掲載されるようです。

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私、かなり興奮しておりまして、係りのお姉さんに質問攻めにしてしまいました。

こちらの放水路、冒頭にもかきましたが、国の国土計画の一環として始まったものだそうです。

最近だと、越谷のイオンレイクタウンものそのひとつです。

いずれも総合治水対策。東京都の治水対策についてはこちらを

こちらの立坑(右の写真)ですが、活躍するのは年に7,8回ほど。

昨年は10回だそうです。昨日の雨で使われる可能性もあったのだとか。

そして、この神殿といわれる部分まで使用するのは年3回くらいだそうです。

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↑こちらは、調圧水槽にたまった洪水を江戸川に排水する、

外郭放水路の心臓部であり頭脳部である排水機場。

地下にいたのは20分ほどでしょうか。それでも実際に行った価値はありました。

私の実家は隣に小さな川があって、夏の台風のたびに浸水になるんじゃないかとビクビクしたものですが、この放水路によって、住民の方がいままでより安心して暮らせるようになってるんですね。

国の政策にちょっと感動した時間でした。

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私、写真かなりぼやけてますね・・。

みなさまはぜひこちらの写真をご覧ください。

かなりの大迫力に圧倒されます。

あ、同じようなエントリーがこちらに・・BBwatchブログ

なんか、今度は工場とかいってみたくなったなぁ・・・・。