シリコンバレーへ→「ウェブ時代5つの定理」

昨日、会社へ行く前に読み終えました。

朝、電車の中で、目頭が熱くなりました・・・。

ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!
(2008/02/28)
梅田望夫

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こちらで読んでいるなんて書いて、今頃読み終わったというのもお恥ずかしいのですが、、。

私が知っている仕事の世界とまったく違っていて、吸収するのに時間がかかったみたい。

帯には、「梅田式最強の勉強法」と謳ってありますが、

これはシリコンバレーのジビョナリーたちの金言集といったほうがいいです。

梅田さんは、「はてな」の社外取締役をされていますが、

その社長である近藤さんへの、先輩からの熱い応援が伝わってきます。

紹介されている言葉の一つ一つが、

私がこれまで組み合わせて使ったことのないような文章で、

ウェブの世界、もっとはっきり言うと、GoogleAppleの会社へ踏み込みたくなります。

そして、すごくこの会社がすごく好きになりそうです。

                      shirikonbally

朝、最後のほうを軽い気持ちで読んでいて、

胸のあたりが苦しいほどに、感動した発言。

シリコンバレーの数十年にわたる驚くべき急成長の秘密は、失敗だ。

失敗こそがこの地を刺激し、新しくする。

失敗がイノベーションの土台だ。

シリコンバレーのビジネス生態系は失敗に依存している。

チャパラル(カルフォルニア南部によく見られる低木の茂み)に覆われた丘が、

山火事に依存しているのと同じだ。火事によって古い茂みは一掃され、

新しい生命を生み出す場所を拓くのだ。

                ===ポール・サフォー

↑この文章に感動したのは、次の文章も前の章で紹介されていたからだと思います。

ミスを犯してくれて大変嬉しい。

「あまりに慎重でほとんど何もしない」のではなく、

「迅速に動き、たくさんのことをする」会社を私は経営したい。

もしこうしたミスをまったく犯さないとすれば、

私たちは十分なリスクを取っていないことになる。

                 ===ラリー・ページ

失敗は成功の母だ、といっても、仕事の中でミスをして、

上のような温かい目で見ることはなかなか難しい。

シリコンバレーには、若い人をサポートし、応援するDNAが受け継がれているんだなぁ、と感じます。

私はただただ、二十代そこそこで会社を始める才能ある奴らの、

熱狂的なファンなんだ。

       

                  ===マイケル・モリッツ

頭が良くって、でも経験のないアンダードック(負け犬)が大好きだ。

                   ===マイケル・モリッツ

            marriagestandor

この本を読んで、少し悩みました。

私自身はシリコンバレーのような変化の激しい世界で仕事をすることを望むのか、

それとも、今自分がやろうと思っていることをこのまま続けていくのか。

答えはまだ出ていませんが、今日本屋へいったら、

引き寄せられるように、見つけました。

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ニューノーマル―リスク社会の勝者の法則ロジャー・マクナミー

今回の梅田さんの本の中で、何度か出てきたロジャー・マクナミーの「New Normal」という言葉。

私、まだ読んでいませんので、梅田さんが本の中で説明されていたのを引用。

「ロジャーの言う『正常』とは、ネットバブル時代の『異常』の反対という意味です。『ニューノーマル』には、もうあんな『異常』な時代は終わって『正常』に戻ったのだという意味と、でもインターネットがなかった頃の『正常』、つまり『古い正常』とは、いろいろな意味でも似ても似つかない世界にこれからはなるのだ、とう意味がこめられています」

発行が2008年10月になっているので、かなり新しいのですが、

これはきっと私のバイブルになる、と思っています。

なので、熟読・再読させていただきます。

*****

station0920

上に挿入してある、3枚の写真。

これは、私が学生時代にシリコンバレーに行って撮ったものです。

(2001年当時、デジカメを持っていなかったもので・・)

スタンフォード大学シリコンバレーの谷、サンノゼ駅からの写真です。

あれは、忘れもしない2001年9月のことで、

私がこの旅から帰国したその日、同時多発テロが起きました。

大学生だった私が、シリコンバレーなんていう、

普通の旅行者なら行かないようなところ(?どうかな)に向かったのは、

その当時のアルバイトの影響。

新聞社のベンチャー企業面を担当する部署で働いていました。

そこで、自分が刷りのコピーをしている記事を読むのが(もちろん)好きで、

シリコンバレーの記者さんへ、原稿をFAXしたりしているうちに、

「行ってみよっかな」と、ふと思い立ち、ロス・サンフランシスコをバスで旅する経路のひとつに、

サンノゼシリコンバレー)を加えました。

あの頃シリコンバレーに生きる人たちをもっと興味深く見ていたら、

今の私は違うことをしていたのかな。

スタンフォード大学へ向かうバスの中で、

私のほかにいた唯一の乗客。お父さんと、中学生くらいの男の子。

彼らは何を話していたんだろう・・。

でもグーグルが大成功したから、「ゲームは終わり」だなんて、

それは歴史を否定することだ。

                   ===ランディ・コミサー 

私はグーグルが大好きだけど、歴史の発展も大好きだ。

                    ===エスター・ダイソン

新たな時代の牽引者は次の世代のものから生まれる。