金曜の夜に東京を出発し、
岩手県の大船渡に向かいました。
2日間作業に入りました。
1日目、私は水路の泥だしなどの作業へ同行。
到着した場所は、
あまりにも小さな水路のため、
泥のかきだしをしながら、
「これって意味のあることなの?」
と気がしてきました。
ボランティアに参加する前は、
「足手まといになったらどうしよう」とか、
「自己満足だけになってしまったらどうしよう」
と思ってました。
泥だしをしている水路にちゃんと水が流れるようになって、
これが誰かのためになるんだろうか、と。
作業をはじめてしばらくは自分すらも満足できないような時間でした。
後からわかったことですが、
水路があると、
大雨で水があふれた時に、
その水路に水が流れ、浸水が防げることがあるのだそうです。
この写真の右に小さな水路があり、
その泥出し作業。
その向かいには、湖のような小さな湾がありました。
午後になると、水があふれてくるのです。
中央に映っているのは潮が満ちてきた海水。
地面にまで上がってきています。
以前はこんなに海水があがってくることはなかったそうです。
地盤が下がってしまったのです。
お世話になったおじさん。
このあたりのほとんどの土地をもっているのだとか。
著名な方の知り合いも多く、いろいろな話をしてくださいました。
(って写真あげるのやめときます)
今回、私が参加したボランティア団体はアメリカ主体のNGOだったので、
3分の2以上の人が海外から参加しているボランティアの方でした。
イギリスの学生が夏休み返上して一か月東北でボランティアをしに来ていたり、
東京に在住している香港、カナダの方も長期休みをつかって東北に来ていたり、
日本人としてとてもありがたいと思いました。
この日、2つ目の水路に向かったのですが、
そこはまったく手がついておらず、
水路にはえている草取りから、瓦礫の撤去を行いました。
陸地の瓦礫はすでに撤去されているのですが、
水路からは瓦やどこかの家にあった銅像や、
家の一部が出てくるんです。
1日中同じメンバーで作業して、
同じ昼飯を食べているとこのころにはチームワークもしっかりしてきたような。
みな腰を痛めつつ、私にとっての1日目は終了しました。
帰りのバスが来た時にはまたしても潮が満ちていて、
私は水路で足を踏み外し、胸のあたりまでどっぷり水路の水につかってしまいました。