そろそろ経済学に目覚めよう、と思った『行動経済学会』講演

土曜の午後は麹町駅で降りて、ランステ、ではなく上智大学へ行ってきました。

行動経済学は、自己開発につながる、という考えが面白かったです。

行動経済学フォーラム

勝間和代さんのブログで拝見して参加。

「経済学」はハードル高く感じるのですが、

行動経済学」ってちょっと心理学も入っているような学問なので、

今、ひそかに私の中で興味あるもののひとつです。。

経済学は合理的な考え方で自己利益を考えてきたけれども、

人間には限定合理性というのが働き、とうしても「すべき」と「である」の間にギャップがある。

3つの主な問題意識

ヒューリスティック

人間は不確実性が高いときに、完全に合理的に考えようとはせず、

簡単に出せる答えを利用して、近道をしようとする。

プロスペクト理論

不確実な状況において、相対的な損得を重視し、

過剰にリスクをとったり、避けたり、ゆがんだ確率予想を行う。

・双曲的割引モデル

未来の効用を計算するときに、近い未来を大きく割り引いて考え、

遠い未来の割引を小さく考える。

勝間和代さんのプレゼン資料より引用

双曲的割引モデルについてですが、

初期投資することによって、それを回収しようという意識が働き、

習慣を継続させることができるというものです。

私の場合、新しくはじめるときは、

比較的 手に入りやすい、身の回りのものからはじめて、

習慣になったら、さらに上のものを買うという段階を経ています。

たとえば、自転車も、

とりあえず手元にあった自転車(通称ママチャリ)で始めて、

自転車が撤去されたことにより、クロスバイクを買うことに。

結果的に自転車での生活が習慣になってきましたが、

(とはいえ、最近は自転車通勤はサボり気味でした。

往復3時間ってやっぱり長いです・・・)

初期に投資していれば、もっと早く習慣付けることができたのかもしれません。

ただ、よくダイエット器具をかっても

使わない人がいるように、投資をしてコミットメントしても、

実行が続かないことがありますね。

なので、継続的支援が大切なのだそうです。

このとき、先日から気になっていた本が頭に浮かびました

「状況に埋め込まれた学習ー正統的周辺参加ー」

仲間によって習慣づけされていく、というもの。

今、自分が「すべき」だけど、時間をささげていない部分にたいして、

活用させていこうと思いました。

内容の濃い講演で、その後のパネルディスカッションは

専門的すぎて私には難しく感じましたが、

こちらのブログに少しかければいいと思ってます。

当日の資料に関しては、「行動経済学会」のHPに掲載されうそうですので、

ぜひチェックしてみてください。

行動経済学会

090523keizaigaku

マインドマップで記録。

以下、これは読まなきゃな、と思った本。

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363)
(2008/08/12)
小幡績

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BookLoversで紹介されていてAmazonのカートには入っているのですが、

注文しないまま、、、でした。

行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)行動経済学 経済は「感情」で動いている (光文社新書)
(2006/05/17)
友野 典男

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経済は感情で動く―― はじめての行動経済学経済は感情で動く―― はじめての行動経済学
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世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)世界は感情で動く (行動経済学からみる脳のトラップ)
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