読んでから一週間がたつのですが、
ふと、この本の中に書いてあった文章を思い出したりして、自分を鼓舞しています。
学生時代、哲学を専門にしていた私。
社会人になって、しばらくは、哲学を学んできたことはとても損だと思ってました。
実践的な学問だとは思えなかったから・・・。
仕事と幸福、そして人生について (2009/02/18) ジョシュア・ハルバースタム 商品詳細を見る |
こちらディスカバー21さんから。
社長の干場さまもこちらで熱く語っておられます!
この本、目次を見ていただければわかるのですが、
「えっ?」と思うようなタイトルにもぶつかります。
本が出版されるのを楽しみにしたのは久しぶり。
いざ手にとって、とっても興奮しました。
めくるページ、めくるページ、自分に響く言葉にひとつは出会います。
一気に読みました。
が。
読んだ後、自分の行動がすぐに変わったというわけではなく、
なんだか、読み始めと比べるとトーンダウンしていたのです。
自分自身に対しては、迷いが少なくなり、
なにより、自分に自信がもてるようになってる気がします。
具体的にうまく伝えられず、もどかしいのですが・・。
以下目次です。↓
少しでも気になるタイトルがあったら、ぜひ手にとって見てください。
立ち読みではわからない。
手元に置くことで、自分のよりどころになってくる気がします。
第1章 働く理由
二十一世紀の働く環境
仕事そのものが報酬となる
1 仕事を「持つ」こと、仕事を「する」ことーーその歴史
①経済のグローバル化
③労働に対する意識の変化 テイラー、デミング、そして女性
2 仕事を持つこと、仕事をすることーーその哲学
古代ギリシア人の〈仕事〉と聖書における〈仕事〉
仕事に対する二つの見方
3 意義のある仕事とは?
自発と強制、仕事の二つの側面
天職という幻想
仕事の選択 犯しがちな二つの間違い
仕事の価値についての欺瞞と現実
4 仕事上の「独立」の新しい意味
起業だけが「独立」ではない
5 仕事を創造的なものにしていくための四つの資質
第2章 ワークライフバランスの罠
1 自分の仕事は好きですか?
仕事が好きだと言うのは、恥ずかしいこと?
「期待」を形作るもの
「可能性」は常にある
2 ワークライフバランスは必要か?
すべての人がほんとうに「働き過ぎ」なのか?
ピカソは「バランス」を求めただろうか?
誰にでもいつでも通用するバランスの方程式は存在しない
3 自分の仕事を誇れますか?
あなたはあなたの仕事を人に誇れますか?
仕事についての「言葉」を換える
安易に比喩を用いない
誤ったステレオタイプの表現をとらない
いいわけは通用しない
4 仕事は誰のものか?
仕事において、忠誠心は大切か?
雇用形態のこれからのトレンド
誰に対して忠誠心を持つのか?
第3章 働く目的
1 仕事の報酬
仕事に没頭する瞬間!
スキナーの鳩と人間は同じか?
報酬と罰による動機付けは長続きしない
金銭的インセンティブがいい仕事のモチベーションになるわけではない
報酬が人の価値をおとしめるとき
報酬は人間関係を壊す
報酬はリスクを冒そうという気持ちをくじく
2 仕事の報酬は仕事
仕事は手段か?
①新しいものに対する好奇心を持ち続けることができる仕事か?
②才能を要求される仕事か?
③自主独立した仕事か?
④「フロー体験」をもたらす仕事か?
第4章 成功の基準
現状満足派の賢者と向上派の賢者
野心を理解する
1 嫉妬と健全な野心
嫉妬から自分がほんとうに求めているものを知る
嫉妬から自己評価のレベルを知る
悪意のある嫉妬とない嫉妬
嫉妬を受ける覚悟
2 競争の狡猾な罠
競争が自然な状態であるというのは、ほんとうか?
競争をしてもパフォーマンスは向上しない
競争的な人に巻き込まれない
キャリアはゼロサム・ゲームか?
協力的に競争する
3 成功の誘惑①お金
わたしたちのお金に対するアンビバレントな気持ち
お金に対する自分の気持ちを正直に知る
あなたが一千万ドルと「交換ゲーム」してもよいものは?
お金に対する二つの幼稚な態度
あなたの値段は?
お金の三つの法則
4 成功の誘惑②権力
権力に魅力を感じるか?
リーダーシップの本質
目指すべき場所は?
5 成功の基準
あなたの成功の指標は?
成功とはその過程にある
よい人生とよい仕事とは?
第5章 自己分析の罠
1 過小評価と過大評価
あなたの自己評価は正しいか?
2 なぜ、自己評価を間違えるのか?
①人は嫌なことばかり覚えている
②人はリスクを避ける
③人はあらかじめ失敗したときのいいわけを用意する
わたしたちは、他人の評価で自己評価を決めている
④人は自分のセルフイメージが補強されることを求める
⑤人はほめ言葉をしりぞける
3 自信の持ち方
①自分の限界を知る
②予言したことは、実現してしまう
③間違った自尊心をしりぞける
いかにして、自信を持つか?
第6章 再び、ワークとライフについて
余暇とは何か?
1 あなたの人生の時間
わたしたちは感じているほど忙しくない?
わたしたちは働き過ぎか?
現代人の忙しさの理由
テレビという麻薬
2 余暇の意義
余暇は自分自身を創造する活動
余暇は喜び
真剣に遊ぶ
地球最後の十日間、あなたは何をして過ごしますか?
※ちなみに、私は地球最後の十日間、9日間は自分の伝記・小説を書き、
最後の日に、自分の愛する人にそれを渡す、かなぁ。