最終回。
主人公 萌美さんのお父様って、建築関係のお仕事だとか。
女子大生会計士の事件簿6 (2007/12/11) 山田真哉 商品詳細を見る |
読んでいるうちに、会計のことより、
主人公 萌美と、新米会計士補のカッキーの展開がきになるようになってしまいました。
プロの小説家が書いているものは、
恋愛のかけひきが、情景やら、微妙な感情で表現されますが、
この本はある意味で、単純。
それが、最近恋愛に疲れてしまった私には面白かったりして。
男の人って、結局「女の人からこう思って欲しい」んだー、とかね。
私はなんだかんだで、
ちょっと頼りないカッキーに似ているところがあるかもなぁと、
読みながらほほえましくなったり。
自社株の売却は収入にはなるが利益にはならない。
「利益というのは、会社の実力を表すための色づけよ。
自社株は自分たちが自由に発行できるのだから、
利益に含めると会社の実力が正しく見えなくなるじゃない。
自分でつくったテストで100点をとっても、
実力には含めないのと同じことよ」
(「最後は本当の姿で」より)
この藤原萌美シリーズで、ほかに印象に残ったのは、
消耗品費を不当に「固定資産」に勘定すると、
費用が減り、相対的に利益が増える。
(「鏡を割ったのは誰だ」事件簿3巻)
会計では、現在から未来にかけての金額だけで損得を判断する。
(なので過去の損失は気にしない-埋没原価)
「もえビジ 」
そろそろ「やさしい会計書」を卒業して、
本格的に始めようかな・・・会計。