2022/09/27【読書】『ダメなら、さっさとやめなさい!』

サクッと読めます

 

 

こちらの『洋書ベスト500』で紹介されていて、

以前から聞いたことのあるタイトルだったので、

手にしてみました

 

 

『ダメなら〜』は、さっさとやめることを推奨しているのか、

やめないことを推奨しているのか分かりづらいのですが、

神田昌典さんの「解説」を読むと、

 

成功するために、大事なことは二つ

 

1.「運命の谷」を這い上がること

2.「行き止まり」に迷い込んだら、引き返すこと

 

これほど単純でありながら、

ほとんどの人は、その二つの区別をできないために、

「けっして、あきらめてはいけない」という

標語を信じ、どんなに頑張っても報われない分野に

エネルギーを注ぎ続ける。

その結果、本来、自分がナンバーワンになれる

才能をもっている分野に、

時間とお金を費やすことがないというのだ。

ゴーディンの主張によれば・・・・

 

やめる人が、成功する!

 

 

長年同じ会社に勤めて、

その職場で7つの仕事をしてきた、というダグ。

会社では昇進の階段を昇ってきたけれど、

この本では、会社を変わることをすすめています

 

理由は簡単。すっかり型にはまってしまっているのだ。

 

もし今の会社をやめ、他の会社に移ったら、

新しい自分を発見できる。

移った先の会社では、10年前の若い頃のダグを

覚えている人などいないだろう。

みんな色メガネなしにダグと接してくれる。

これまでの経験などにとらわれず、

無限の可能性を秘めた人材として見てくれるのだ

 

この本を読んでいて知ったのですが、

現在のアメリカの大統領、バイデン氏は、

1988年のアメリカ大統領選に出馬しながら、

立候補を取りやめたそうです。

 

これは「いったん運命の谷に入ったら、あきらめないほうがいい」例として、

あがっているのですが、

現在のことを考えると、”結果的に”彼は諦めず、

「行き止まり」を見つけたときに、

ちゃんと引き返した、ということですね

 

日本語版は2007年に出版されていますが、

長い目で読む必要がありそうだと思う

今日このごろです

 

 

 

 

 

本当は洋書で手にしたかったです