Kindleで期間限定キャンペーンをしていたので、たまたま手にした本。
「やってのける」
Kindleでサンプルをダウンロードしたところ、前書きのところで、
ここ十年から二十年の間に、目標達成に関する社会心理学的研究は目覚ましい進歩を遂げました。本書の目的は、これかの学術的研究の成果をわかりやすくする一般に開放し、読者の皆さんに役立つ情報を提供することです。
とありました。私は目標管理の本は10年以上前によく読んでいて、その後もことあるごとに読んだりしていましたが、
目標達成に関する研究が「進歩」を遂げているということに引っかかり読むことにしました。
自分のタイプを「証明型」「習得型」、さらに「獲得型」「防御型」にわかてタイプ別の注意点が紹介されています。
計画を作るときは、「いつ」「どこで」「なにを」やるか決めておくこと
「結果が出ない人」を慰めてはいけない
(略) わたしたちは相手を気遣って、「君のせいではない」「一生懸命に頑張ったのだ から仕方がない」「あなたには向いていなかっただけだよ」などと声をかけてしまいがちです。 しかしモチベーションの視点からは、このような考えは合理的ではありません。パフォーマ ンスがよくないときにネガティブな感情を抱くのは、必要なことなのです。不安と悲しみはモ チベーションに大きく影響します。脳はこれらの感情を取り除くために、行動を起こそうとし ます。ネガティブな感情は、日の前の問題に意識とエネルギーを集中させます。それは、問題 に対処するための燃料になるのです。
悪い結果の責任を取らなければ、問題を自らコントロールできるという感覚も奪われます。 問題と向き合わなくては、その後に成果を向上させることはできません。(略)
問題に直面している人へのよいフィードバックとは、まだ達成のチャンスがあるのだという 信念を相手に抱かせるものです。自信を失うことほどモチベーションを下げるものはありません(獲得型思考の人の場合は、とくにそれが当てはまります。何かを得ることを目標にしていると、悲観的な批判にはとくに敏感になる傾向があります)。
第三章で、「習得型」「証明型」に関する12個の簡単な質問があるのですが、そこでペンを取り出さないといけなかったのと、なんとなく数字の計算が面倒でだいぶ読み終えるまで時間がかかりましたが、様々なケースが一冊にまとまっていて、ためになりました。
いまの私は「何を」やるか決まっていないものがあるので、その点をこれからスッキリさせていこうと思います。
アマゾンでは下記の方々のレビューを購入前に参考にしました。