杉畑と祖父

母方の祖父がしてくれたことを思い出していたので、、今後は私の父方の祖父がしてくれたことを思い出してみました。

私が生まれてすぐに、杉の木を植えてくれたことです。

この事実は43年たって初めて母から聞きました。

杉の木を植えて・・というのは一本二本ではなくて、林になるほどです。25mのプールよりちょっと大きいくらいの敷地に、杉だけが植わっています。

杉が大きくなったら,杉の木を売ればいい、お金に困らないように、という思いだからだそうです。

昔の人は,女の子が生まれたら檜を植えて,お嫁に行くときに檜ダンスをダンスにして嫁いだなんて話しは聞いてましたが,自分の身近にもそんなものがあったのだと,感慨深くなりました。

祖父は私が小学校にあがる前に亡くなっており、無口な人だったのでほとんど話した記憶はありません。

杉の木を見ると、「スギ花粉のアレルギーがある人は大変だな」と思っていましたが、もしかしたら昔の人の思いがあって植えたものかもしれないですよね。

日常の景色が深いものになった出来事でした。