仕事に効く、脳を鍛える、スロージョギング

スローでしか走ってないですが、それでいいのだ。

この本で足の付け根で着地する「フォアフット・ランニング」が紹介されていました。かかと着地に比べて足を痛める危険が少なくなります。

足の付け根から足を下ろすのですが、大股だとうまくできないので、自然と歩幅は小さく、あまり前に出さずに、自分の身体の真下に足をつくような感じになります。足が地面に着いたときの反動をつかって、前に弾むようなイメージで足を前にだします。足を後ろに蹴り出すことはしません。

さらに、2本のレールの上を走るイメージで走ると、足腰を痛めにくく、骨格や姿勢を正しく保ったまま走れるようです。

視線はあげて、あごも上げる、というのですが、私は長いインド生活のせいか、下を見て歩く習慣がついてしまいました。道がボコボコだったり、堀が一部だけふさがっていなかったり、という道ばかりだったので、下を歩いていないと危険なのです。日本でも下を見て歩いていると、いろんな発見があって楽しんですけどね。私は四つ葉を見つけるのが得意なので、クローバーがあるところだと、より一層下をみています。

早く走れば走るほど、乳酸がたまります、スローで走っていると、乳酸がたまっても、過剰に蓄積されることなく一定濃度で維持できて、乳酸を溜めながらも一定時間走ることができて、長く走れる、と。コツは、最大酸素摂取量の50%を超えないような運動であれば乳酸がたまらない、とのこと。

さらに、ゆっくり歩いているとき(時速3㌔)には運動野が活発に動いており、小走り(時速5㌔)にすると運動前野が、さらにスピードを上げて走る(時速9㌔)と前頭前野が活発に動くそうです。走ることによって前頭前野の働きを活発にし、その課題を処理する能力を向上させたという実験結果が紹介されていました。

睡眠時間は7時間の人がもっとも生存率が高い、とのこと。私は現在8時間+αでそれ以下にするつもりはなかったのですが、ちょっと試してみます。

「走るルートを毎日変える」というだけでも脳にはよい刺激、という情報も励みになりました。

著者は、朝早く空気の澄んだ静かな時間、あるいは日暮れの中の美しい時間は考え事に非常によいと思っているそうで、走りながらあたりの風景を見渡したり、行き違う人を観察したり、ということで、よりアイデアがでやすい状態が作られているそのことでした。

レシチン」が多く含まれる大豆、豆腐を取ることがおすすめされていたのですが、私は現在大豆は控えているので、どうしようか検討します。「レシチン」は卵黄とレバーからも取れます。

ひとまず、こちらの本を読めば走りたくなることはもちろん、走ることをやめる理由もなくなります。怪我には引き続き気をつけたいですが、ちょっと走りにいってみませんか。

一昔前に流行ったこちらの本も紹介されていました↓ 英語版でもそのうち読んでみようかな。

ランニング学会

https://e-running.net/