誕生日月でした。
昨日4月29日まで実家のある茨城に帰省しておりました。
一週間、本当にしっかり静養いたしました。
初めての日本帰国で、空港ではまたしてもインドのいい加減さに
いらいらしながらも、久々の日本は本当に感慨深いものがありました。
ごみの収集の日には、住民が自分でごみを出しに行き、
ゴミ捨て場も、当番制でみながきれいにするのがあたりまえの日本。
母が、カラスがゴミ捨て場のものをカラスが荒らしてしまったのをみて、
困ったようにしていましたが、私が住んでいるところでは、
カラスが2-30匹集まってごみをあさっています。
その中には、ごみを集めてお金にしている人たちもたっくさんいます。
ほとんどごみひとつ落ちていない日本に、
感動いたしました。「美しい国、日本」ですよ、本当に。
さらに、95,6歳になり、今年になってずっと病院で
寝たきり生活の祖父にも会いました。
戦争に出ていた人で、頑固者で、
会えばいつも「さっさと嫁にいってしまえ」といっていて、
彼の妻(私の祖母)の葬式にはでない、と意地をはるような人です。
家族の孫の結婚式には、出席もしませんでした。
その祖父が、まるで生まれたばかりの赤ん坊のように
なにもできずに、ただ必死で腕をあげようとしているのを
みて、みんな最後は生まれたときのように去っていくのかなぁと
不思議な気持ちになりました。
腕には内出血のあとが多く、とても気の毒に思えました。
真っ黒に日焼けしたおじいさんでしたが、
今は、すっかり小さくなって、白い肌をしていました。
この祖父に会えたのは、私の中でとても大きな出来事だったのではないかと思います。
人の変わりよう、というのをはっきりと実感しました。
どうせ、みんな死んでいくなら、人に迷惑をかけたっていいじゃないか、
少しくらい嫌われたって、自分のやりたいことをやっていったらいいじゃないか、
と、何かがふっきれた感じです。
そして、飛行機の中でもインドに関する本を読みながら、
インドに対して、自分ができることをしていかねば、と思いました。
日本にも不足しているものや、自分がもっとかかわっていく必要があるものは
きっとあると思うのですが、私が好きになった人がインドの生まれだったから、
その国でおかしいと思うことに対して、自分がなにか残していきたいと思いました。
一歩ずつ、前進しています。
4月もつらい月でした・・。日本に帰ると決めたのは4月になってからで、
突然決めて、すぐに帰りました。
それくらい、精神的にかなり参っていたので。
5月は自分のメインの仕事に限らず、プライベートでも
もっと前進していきたいと思っています。
ブログは相変わらずですが、どうぞ今度もよろしくお願いいたします。