6点あげます。
(5つあげるつもりだったのだが、いつのまにか6つあげてた)
今年???
1、『夜と霧』
夜と霧―ドイツ強制収容所の体験記録 (1985/01) V.E.フランクル 商品詳細を見る |
今年になって読んだわけではなく、
学生時代にじっくり読み、
働くようになってからも折に触れて読み返していた本です。
自分が本を読んでいると、V.Eフランクルの言葉が引用されていることが多く、「夜と霧」を開くことも多かったように思います。
私自身は、どうも、ホロコーストや刑務所、
途上国という言葉に強く興味をもつようです。
2 英治出版の本
未来を変えるためにほんとうに必要なこと――最善の道を見出す技術 (2010/04/20) アダム・カヘン、Adam Kahane 他 商品詳細を見る |
ブルー・セーター――引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語 (2010/02/02) ジャクリーン ノヴォグラッツ、Jacqueline Novogratz 他 商品詳細を見る |
今年は英治出版さんの本を読みまくりました。
主に年の前半。この時点ででているものは7割ぐらい読んだと思います。
印象に残っているのは著者にもお会いした「ブルー・セーター」ですが、
英治出版さんを通して知った
「世界を変えるデザイン展」はクリエイティブな発想によるものつくりのすばらしさを知るとてもすばらしい展示会でした。
世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある (2009/10/20) シンシア スミス 商品詳細を見る |
最近でている、『イシューより始めよ』や『U理論』なども読みたくてうずうずしています。
はずれのない、出版社です。
3 小林秀雄氏の「感想」
人生について (中公文庫) (1978/01) 小林 秀雄 商品詳細を見る |
人間の建設 (新潮文庫) (2010/02/26) 小林 秀雄、岡 潔 他 商品詳細を見る |
「感想」という本はでていません。
「人生について」という本のなかの一章です。
当時読んだときの感想 → 『人間の建設』
今年でた本、ではありませんが、
この本を読んで、小林秀雄氏の考え方に傾倒しました。
ベルクソンというフランスの哲学者がいるのですが、
小林秀雄氏は、ベルクソンの思想にとても感銘をうけいるのがありありとわかるんですね。
私は学生時代にベルクソンを学んでいた学生の一人だったので、大学入試の現代文の問題によくでてくる印象の小難しい文章を書く小林秀雄先生(先生と呼ばせていただきます!)がベルクソンに理解のある人だったとはしらず、とっても感動しました。ベルクソンの考えは、ほかの哲学者にもれず難しい哲学なのですが、現実社会とのかけあわせでどのように哲学を取り入れるのかも知ることができました。学生時代に、「なにやってたんだろう」と思っていた自分の時間に光が入ったような感じです。
時間と自由 (岩波文庫) (2001/05/16) ベルクソン 商品詳細を見る |
この「人間の建設」は対話形式です。
自分でICレコーダーに朗読したものを吹き込んで一ヶ月ぐらいはいつも聞いていました。
言葉の掛け合いとかもとても好きです。
知的会話にあこがれている自分に気づいた一冊でもあります。
4 「7つの習慣」
7つの習慣―成功には原則があった! (CD付) (2009/08) スティーブン R.コヴィー 商品詳細を見る |
先日ブログでもあげたばかりですが、
この本は本当にすばらしいです。
著名な本だと知りながら、
なぜ自分が避けていたのが本当に悔やまれます。
「7つの習慣」の中でも最初にあげたフランクルの考えが何度もでてきます。
本の表紙がちょっとギラギラしていて買いづらいかもしれませんが、本当に自己管理、自己啓発、コミュニケーション、さらにはNLPやリーダーシップ論などこれ一冊で足りるのではないかと思うほどです。
以下 番外編
5 「ニーチェの言葉」
超訳 ニーチェの言葉 (2010/01/12) 白取 春彦 商品詳細を見る |
今年 ランキングでも5位に入ったこちらの本。
ニーチェ (ちくま学芸文庫) (1998/05) ジル ドゥルーズ 商品詳細を見る |
本の内容も装丁もすばらしいのですが、
こちらの出版社の代表である干場様がすてきだったので。
今年がんばったご褒美に、と自分にプレゼントをされていたようで、それがとても魅力的に思えました。
ちなみに、私がこの本の中でよく頭の中に思いつく言葉は
「偉人は変人かもしれない」
です。ツイッター見てるとよく思います。
この言葉で自分がなかなか受け入れられないように思える人にも、つきあえるようになったように思います。
6、 Eriko Blog
マザーハウス代表の山口絵里子さんのブログ。
こちらのブログの過去のログを読んで、何度も感動しました。
そして、自分を奮い立たせてくれる数々の言葉、行動に出会いました。
裸でも生きる2 Keep Walking私は歩き続ける (講談社BIZ) (2009/10/01) 山口 絵理子 商品詳細を見る |
2010年は2009年と比べると読んだ本の冊数は3分の1ぐらいだと思います。(120冊ぐらい)
理由は2つあって、
一つは学習に集中して興味の範囲が狭くなった、本を読むことの重要性が減ってしまったこと。
もうひとつは、ビジネス書に関しては、
マザーハウスがやっていることがすべて今求められているものなんじゃないかと思ったからです。
メルマガでおすすめの書籍の紹介などは毎日のように見ているのですが、これからはどの市場にせめていくとか、リーダーシップとか、ソーシャルとビジネスの融合とか、女性が社会で働くこととか、ネットを使ったマーケティングとか、戦略、ものつくり。
もしも仮に私がビジネスで成功して本を出すようなことがあったら「大事なことは全部マザーハウスに教わった」って思うくらい、この会社を見ていくことはおもしろいです。そしてそれがストーリーと戦略といわれているようなところにまさにドンぴしゃなんだろうなぁとも思います。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books) (2010/04/23) 楠木 建 商品詳細を見る |
2010年ははかなり本を手放しました。
正確な冊数は今となってはわかりませんが、
200冊はかるく手放していると思います。
買った本より手放した本のほうが多いです。
やるべきことが定まってきたから、
と思いたいです。
2011年ですが、
(本当は自分で課題図書決めて、読書会したいとも思うのだが。しかも課題にしたい本も決まっておる・・)
歴史、政治、文化に関して、
少し力を入れていこうかと思います。
ただ、時間とのかねあいで2011年もあまり読書の比重はおかず、月に5時間ぐらいまとめて時間をとって、一気にどっぷり知識を入れ込みたいと思ってます。
(本当は30時間、といいたいところですが・・でも最近は本屋で立ち読みしながら、軽めの本であればだいたい内容をおさえてるんじゃないかなぁと思っております。しかし、その本屋へもあまり行かないんですけどね・・)
さらにTIME紙でおもしろいニュース、
興味がある分野が自分にとって何であるかを
発掘していきたいと思います。
これまでは「自分ありき」だったのですが、
組織とか、公共性といったあたりを意識していきたいですね。
(ちなみにもしドラは読んでないです・・・。
以上