あなたはもうベルが鳴りましたか?『人生の目覚まし時計』

村上春樹さんの『走るときについて語るとき・・』を読み返していたので、とても腑に落ちました。


国をつくるという仕事」の西水美恵子さんも応援しているという起業家のひとりだそうです。


人生の目覚まし時計人生の目覚まし時計
(2009/12/12)
富田 欣和

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ご自身の体験をもとにかいています。

気に入ったことばを書きとめておこうと思ったら、

ほとんどのページに読み返したい言葉がたくさんあります。

まずは、オフィシャルサイトを見てみてください。

人生の目覚まし時計オフィシャルサイト

PHPから出ていますので、本の最初のほうは、

ほとんどGoogleの書籍で検索すれば読むことができます。

29歳で村上春樹さんが神宮球場でヤクルト対広島の試合をみていたとき、

ふと「そうだ、小説を書いてみよう」と思った瞬間。

晴れわたった空と、緑色をとり戻したばかりの新しい芝生の感覚と、

バットの快音をまだ覚えてる。

そのときから空から何かが静かに舞い降りてきて、

僕はそれを確かに受け取ったのだ。

私にはまだはっきりした『時』はきていないような気もするし

もしかしたら、もうその『時』はきたのかもしれません。

とにかく考えが深くなります。

私自身は自分の反省とともに

読みました。

著者が自分と向き合って向き合って書いているのがよく伝わってきます。

父親について考えなおす機会にもなるかもしれません・・。

(父の日にこの本贈ったら、おやじは泣くだろうなぁ・・と思います)

昨日の相田みつをさんのカレンダーでは、

こんな言葉が紹介されていました。

外灯というのは人のためにつけるんだな

私はどれだけ外灯をつけられるだろうか

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本文より一部抜粋

大事なことに気づいたら、すべては上手くいくと思うかもしれない。

特に自分が人生ですべきことを見つけたときには、

暗号の鍵を手に入れたかのような、

何とも言えない高揚感につつまれる。

しかし大事なことに気づいたとしても、

それですべてが終わるわけではない。

手に入れたのは暗号の鍵であり、

宝物が隠されている場所を書いた地図の在処はまだわからない。

次に何をしたら良いのか、暗号の鍵には書いていないのだ。

安易に逃げる方法はたくさんある。

しかし、大事なことに気づいてしまった以上、

そrを選択することはできない。

これまで、何かを学んだり身に着けたりすることが成長だと思っていた。

しかし、本当の成長はそうではない。

何かをつけたすことではないのだ。

それではどうすればいいのか?

気づいてしまったが故の苦悩だった。

P110,111より

著者は現在こちらの会社を経営されています。ワークショップもあるようですね。