ものづくりには夢がある「世界を変えるデザイン」

デザインとは何か、について考えを深める。

世界を変えるデザイン展に足を運んだことで、

デザインについて30時間とは言わないまでもまとめて本を読んでみることに。

(30時間でプチ専門家、というのは小宮一慶さんの本より)


世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある世界を変えるデザイン――ものづくりには夢がある
(2009/10/20)
シンシア スミス

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デザイン展で展示してあるものが写真付で紹介されています。

カラーで見ていて楽しい。

ここ1,2日のなかであげていった内容と重複しますが、

この本で紹介されていた安くデザインするためガイドライン

・道具に厳しい原料を課す

・余剰性は余計なものと考える。

・歴史をさかのぼるデザインで前進する。

・最新素材で古いユニットをアップデートする。

・継続的に拡張できるものにする。

どんな高価な技術でも少なくとも半額にできる基本的ステップ

・技術の機能を分析する。

・価格目標を明確に設定する。

・現在ある製品で、何が価格設定に大きく関わっている要素か突き止める。

・そうした要素の一つ一つに受け入れ可能な交換条件を見つけながら、デザインする。

貧困層にとって重要な交換条件は、資本対労働、品質対価格の手頃感である、

・改良は、現場で使用してみた経験に基づいて行う。

・自分の技術を新しい分野に使いたいなら、現場での使用実験を通して調整する。

貧困層のライフスタイルを変える開発プログラムにおいて大切なこと。

・タダは禁物。依存ではなく尊厳を生み出すこと。

イノベーション成功の条件

・プログラムが測定・証明可能な影響を生み出しているか。

・プログラムは費用対効果が高いか。

・持続可能な出口戦略があるか?

・モデルは反復可能か、普及可能か?

ポットインポット・クーラー

design 063

外側のつぼと内側のつぼの間に、細かい湿った砂を入れて、

その砂を湿らせておくと、野菜が2,3日もつそうです。

これ、自分もほしい、と思ったもの。

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ビッグ・ボダ運搬用自転車

二人乗り自転車。なんと藁?畳でできてる。

ライフストローといい、日本でもキャンプ好きな人には需要があるんじゃないかなぁと思うのですが・・。

ライフストローも、蚊帳のネットもスイスのこちらの企業が作っています。

ツイッターも公開されているので、ぜひフォローしてみてください。

私は「いつか、対話できるのを楽しみしてます」ってメールいただきました。

design 043

↑こちらのデザイン展。

いってよかったです。

今、まとめてあれこれ本を読んでいますが、

デザインって哲学があって好きです。

以前紹介した、「デザインの輪郭」という本は言葉が素敵なのですが、

↓こちらはテンポがよくて深い。

ただ、デザインがすき、というのはこういうことなんだなぁと、

デザインに自分の時間をつぎ込んできた人たちの凄みを感じます。

(コップとか見てても飽きないって。私はそんなじっくり見ることないです・・)


なぜデザインなのか。なぜデザインなのか。
(2007/10/02)
原 研哉/阿部 雅世

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どうやら、この本が古典的名作のようなので、

じっくり読んでいこうと思ってます。


スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)スモール イズ ビューティフル (講談社学術文庫)
(1986/04/07)
F・アーンスト・シューマッハー

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Small Is Beautiful: Economics as if People MatteredSmall Is Beautiful: Economics as if People Mattered
(1989/09/27)
E. F. Schumacher

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