喘息をもつ人口のうち3分の1がインドから。
そのインド人にマスクを普及させるにはどんなマスクをつくればいいか、
をテーマにしたワークショップ。(ワールドカフェ?)
東京造形大学デザイン学科教授の益田先生がスピーカーをつとめ、
東京造形大学の学生がテーブルごとにフォローを加えてくれました。
確か、80名ぐらい参加。12テーブルありました。
【本ワークショップの目的】
1)具体的なソーシャルイシューに対し、プロトタイプをつくってみること
2)サステナブルデザインの本質(現地生態系に配慮するといった点)を、ワークを通じ体感してもらうこと
3)プロトタイプを持って、実際に現地に行きたくなる、といった循環をデザイナーにもたらすこと
詳しくは、 こちらを見ていただければわかるのですが、
デザインをメインに参加したかた、途上国をメインに参加した方、など、
普段から、デザインで何かできないか、を考えている人たちでした。
4時間以上の長丁場。
こんな風にアイディアを書きだしたりしてました。
最終的にみんなの案を発表。
私の案は、
蚊帳が普及したことにならって、
マスクに広告を載せて、無料で配布する。
それで、1年間病院にかからなければ、
ある程度の水と交換する、とか、
医療費がいくらか返還される、とか。
マスクを無料で配布する、
という案が「これだ!」と思ったので
その発想をほかの方たちの意見を聞きながら広げることはできても、
その考えから離れることができませんでした。
自分のアイディアに集中。
ほかの人のことはあんまり見えてません。
(ワークショップにおいてはきわめて迷惑な参加者。
会場はミッドタウン5階でこんな素敵な眺めのところでした。
GOOD DESIGN賞 を選定している団体が入ってます。)
「斬新!」と思うことはあまりなくて、
参加前に自分なりに考えていたものに近かった。
実際に途上国で普及しているものはどれもシンプルです。
(展示会のほうもみたので、のちほど写真を・・)
結局、
だれかが、それを普及させたい、という強い思いがないと、
広まらないんじゃないか、と思いました。
それゆえ、マーケティングが大事よ、ってことになるのですが、
そもそもそこまで関われるか、ですよね。
会場には、とても意識の高い方たちが大勢いました。
まだ、会場は開催されていますので、
興味のある方はチェックしてみてください。
で、帰り道。
こちらで紹介した、なめるタイプのマスク。
これ、これがいいんじゃないかって気がします。
なめる、が難しければ、飲むとかそういった方向で。
帰りに薬局で見て思い出しました。
みんなで考えるのも大切だけど、
それ以上に歩いていると見えてくることの方が多いです。
だから、きっと現地にいって見て、体験することが大切。
今日、なんでテンションあがらなかったかって、
そりゃ、きっと、
インドのマスクの問題より、
ほかにもっとやることがあるって思ったからですね。
【追記】
↓これ読んでたら、病院で女性や子供に配布したらいいんじゃないかって思った。
子供って母親がやってることには抵抗なく取り入れますからね。
学校でマスクの必要性を教えよう、という案もたくさんでてたけど、
母親からせめたほうがいいんじゃないかな??
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