役割は点滅している、糸井重里さんの『インターネット的』

年末、押入れの本棚から出てきた本。

これは、いまこそ読みましょう!

インターネット的 (PHP新書)インターネット的 (PHP新書)
(2001/07/14)
糸井 重里

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こちらの記事を読んでいただければわかるのですが、

ミシマ社の三島さんが編集でした。

私、「インターネット的」を発売されたときに買っていたようです(手元にあるのは第一版)。

当時、この本を読んでも、「ほぼ日」をつき合わせて考えられるくらいしか、

ネットの世界には興味がなかったのですが、

今、こうして自分がブログを書いたり、ネットで情報を得たりしていると、

とても腑に落ちる点が多いです。

たとえば、『「消費者」という人はいない』

マーケティング関係の本を読むたびに感じていた違和感、

「消費者って誰だ?」と。

「消費者はかしこくなったとかいうけど、自分だってあるときは消費者になり、

あるときは売り手になる」

ものごとを二元論でとらえるのはよくないんじゃないの。

じゃぁどおしたらいいんだ、というそのアドバイスまで、

糸井節(?)で書かれています。

この本読んでいたら、思い出したのがこちらの本。

幸福の方程式 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書 44)幸福の方程式 (ディスカヴァー携書) (ディスカヴァー携書 44)
(2009/09/09)
山田 昌弘電通チームハピネス

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糸井さんもコピーライター出身(いまも?)ですので、

広告をつくる人っていうのは、本当に「今」の時代の中で

なにをつくっていったらいいのか、

なにをつくっていったら「幸せ」なのか?

っていうところを突き詰めてるなぁと思ったしだいです。

「インターネット的」が発売されたのは、2001年です。

なのに、内容は今でも新鮮に感じます。