今週の週刊朝日でもありました。
「勝間和代を目指す女性が病んでいく」みたいな。
しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール (幻冬舎新書) (2009/07) 香山 リカ 商品詳細を見る |
幻冬舎って、「求めない」とかをテーマにしてるんでしょうか。上記の本とはまた別の視点で、欲望を切り捨てるこんな本があります。
「自分」から自由になる沈黙入門 (2008/03) 小池 龍之介 商品詳細を見る |
こちら、ディスカバー21の干場社長もお読みになって、著者の小池さんにオファーだしたという沈黙のテクニック満載です。干場様ご本人はこの本をきっかけに「引退したら出家する」と決意されたようですが・・。
今回、巷で話題になっている(どうなの?)香山さんの本にでてくる勝間さんは、ひとつのキャラクターみたいなものですから。実際、私も勝間さんつながりで駅伝大会などやってみましたが、それは彼女のキャラクターゆえにありえることで、たとえばこれが「神田昌典さん」とかだと、ちょっと違った集団になってしまわないですかね・・?
「しがみつかない生き方」で、そんなのもありだとか、また別の考えにしがみついてるかもしれないな~と思ってる人には、寺の僧侶の話はきっとなにかきづきがあると思います。
以下、本文より『「自分」から自由になる沈黙入門』
本音なんてくだらない
「自分なんてだめですから」という人に「本当におまえはだめだな」といったらたいていは怒る
嬉しそうにフコウを語るこのシアワセなフシアワセ
「愚」と「痴」のどちらもアホタレという意味でありますから、二つ並べばどうしようもない阿呆、迷いの中でクルクル回り。
正論を言わざるを得ないときは、「まぁ、ありがちな発言なんだけっど」とか「誰々が言ってるように」とか、遠慮がちに引用元を示す手もあるやもしれませぬ。
本当はドッチデモイイはずのことを、いかにも「こっちのほうがよいからこうすべきだ」といった気持ちにさせ駆り立ててしまうのが「欲望」なのではないか、と思うのであります。
そんなヨクボーの罠にはまらぬように、「ほんとはドッチエモイイんだ」ってふことを、肝に銘じておきたいもの。そしてそれは、執着少なく、「自分濃度」を薄めてあげる道でもあり候ふ。
瞑想する際のアドバイス
「ああ欲が出てきた、ダメだ」「怒りだ、消さなきゃ」「迷いだ、情けない」といった形で反発されませぬように。ただありのままに、出てくる感情を観察しつつ受け入れ給ひて、平常芯を保たねばなりませぬ。捨てされなきゃ、なんて反発したり抑圧しようとすると、それは新たな怒りの業になり、その反発力によって感情の火に油を注ぐ形になりますゆえ。
意識を向ける範囲が小さければ小さいほど、一点集中を究極まで高めることができることを覚えておき給えし。
自分の知っている食事法や健康法を他人に教えてあげよう、てふココロの裏には、自分の「意見」によって相手を占領してキモチヨクなりたいヨー、てふヨクボーに満ちた「見(しゅかん)」の煩悩がひそんでいます。
ディスカバー21さんからもこちらの本出てます。4コマのイラスト入りで読みやすいとおもいます。
煩悩リセット稽古帖 (2009/01/18) 小池 龍之介 商品詳細を見る |
こちらのサイトもご参考に!家出空間
出版社は違いますが、ディスカバー21社会長のこんな本も今月でるんですね。最近、手放す、とか捨てるとか多いですね。私自身もそうなのですけど。
手ばなす技術 (2009/09/26) 伊藤 守 商品詳細を見る |