少し前に読んで、なかなか自分の中でまとまらなかったのですが、
物理の教育に携わっているというこちらの方のブログを読んで腑に落ちました。
ベルクソン~人は過去の奴隷なのだろうか (シリーズ・哲学のエッセンス) (2003/09/26) 金森 修 商品詳細を見る |
人はただ、呼び覚ますだけでいい。
一度、知覚された過去は、どんなものでも完全に消え去ることはなく、
ふだんは物質化されずに、どこかに眠っている。
自分が経験したことは、自分の背後にゆったりと存在している・・・。
そして、ビジネスをするうえでのヒントはここにありました・・。
勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践 (2008/06/15) 勝間 和代 商品詳細を見る |
ちょうど一年ほど前に出版された勝間さんの「7つのフレームワーク力」。
この中の第5章 三つ目の力 視覚化力のなかで、
「イラスト・図表をつねに意識して使うクセをつける」とあるのですが、
その中で、
人にものを説明するときに大事なのは、
相手の無意識の中に、あるいは、相手がこれまでの経験値として蓄えてきているものに、いかにきっかけを与えて働きかけ、それを呼び覚ますことができるかです。
言葉のレベルで「わかる」のではなく、「感じ」、身にしみてもらうには、イラストや図表を使ったコミュニケーションがとても大事です。
哲学者ベルクソンの伝えたかったことは、図やイラストで・・という内容ではないことはもちろんですが、記憶を定着させたいときはマインドマップなど視覚化されることの大切さを勝間さんの本を通して再確認しました。
ただ、彼の伝えたいことは、どちらかというと、
Steve Jobs のStanford大学でのスピーチにあった、
「Connecting the dot」 に近いものかなぁと思います。
やりたいことを、見つけようと将来を考えるとき、
実はこれまでの過去の選択から見えてきますから。
と、ちょっとえらそうなことを書きましたが、
この「7つのフレームワーク力」まだ全然活用しきれていない、ということが再読してわかりました・・・。
じっくり読んで実践しようと思います。
ちなみにヒントになった物理の先生のブログ、面白いです。私は高校のときに物理を選択しなかったので、物理に関することはまったくわかりませんが、学習のヒントがいっぱいです。
(あーそういう選択をしてきたんだなぁーとまた考えさせれます)
ヒントをありがとうございます!