上がりたいんだ!→「はたらきたい。」

ちょうど、ほぼ日刊イトイ新聞での連載をリアルタイムで見ていました。

ただいま、断食中で気持ちは「飯食いたい」なのですが・・

はたらきたい。はたらきたい。
(2008/03/18)
ほぼ日刊イトイ新聞

商品詳細を見る

この本の最後に出てくる、永ちゃん矢沢永吉)との糸井さんの対談。

永ちゃんが、永ちゃんである所以がちょっとわかったような気がします。

「上がりたかったんだ」

ってずーっと、永ちゃんは。

「お金持ち」になりたいって言ってたんだって。

「いろんな価値観があってい。いろんな生きかたや、いろんなスタンスがあっていい。いろいろ大変なことはあるだろうけど、自分で決めたんなら、自分の力で乗り越えて。まぁ泣き言くらい言ってもいいよ。愚痴のふたつやみっつ。・・・・・・ただ、後悔して、後悔して、自分を恨んで、恨んで、つまんない人生にはするなよって言ってるわけ。」

みうらじゅんさんの面白い就職論を間にはさみつつ(これが意外と「なるほど」と思える。)、フリーの芸人さんとのトークまで。

・ある読者

「いわゆる事務職として働いているのですが、つまらなくてつまらなくてたまりません」

・板尾創治さん

「それは事務職という、そういう仕事の性質だからでしょう。『音楽の仕事やってますが、うるさくてうるさくてしかたありません』いうてるのといっしょや」

ピエール瀧さん

「ぼくらだってそうですよ。『みんなが僕を見るんです』『視線に耐えられません』」

って。こんな風に、単純な会話してくれる人がそばにいたらなーと思いますわぁ。

(だから芸人ってもてるのかもしれませんね)

おまけに、みうらじゅんさんの就職の話

・会社の立地は駅から遠いほどいいでしょう。時間をかけてでても通いたくなるのが「いい会社です」

・会社はポイ捨ての時代です。

・自分より出世した同期は遅生まれです。誕生日を調べてみてください。

など。

初めて就職活動する人のために書かれた本ですが、

すでに働いている社会人が読んでも、発見があります。

自分の大切なものを思い出したり、若い人の悩みについて想像をふくらませたり・・。

今、改めてこちらに書いているのは、「続・働く理由」という本を出版されたという案内がこちらであったもので・・。

どんな道のりを歩んだって、どこかにはたどりつく。

はじめに急ぐ者も、あとで走る者も、

ずっと歩いて行く者も、

どこかにはたどりつくもんだ。

セフティ・マッチの金の言葉