すべて人間がしたこと→「百年の愚行」

連休中に図書館にいって、視野を広げてきました。

こちらの本は、8月にこちらのイベントに参加したときに、テントの中においてあった本。

最近のエコ本の中にも紹介されていた。

(本屋さんにいくとeco検定のあたりにおいてあります)

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]
(2002/04/22)
池澤 夏樹アッバス・キアロスタミ

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100枚の写真とその写真へのコメント。

レヴィ=ストロースのエッセイが寄稿されていました。

(学生時代、そいういえばこの講義とってた・・)

人間は権利の主張に伴う義務に目をつむってきた。権利の領域を欲望に従い拡大し続けた。今こそ、この人権の再定義が必要

そのためには、やはり人は想像力を磨いていかないと、と思うわけですが、

その写真の数々が衝撃的です。

間違って、「きれい」と発言してしまいかねないような、通常とは異なった風景が広がります。

これを読んで、先日のアメリカ総選挙で、黒人大統領が出現したことがすごいことなのか、改めて感じます。

KKKという、白人至上主義のころの写真がありました。

「WHITE」 がきれいな洗面台に対して、

「COLORED」 は黒ずんだ、とても手など洗えないような洗面台でした。

また、1991年のロサンゼルス暴動のきっかけとなった写真もあり、

黒人が差別されていたのは、本当に最近のことなんだなぁと考えさせられます。

学生時代に、アルバイト先の社員の方が、

アメリカに留学経験があり、黄色人種は、黒人よりもひどい差別をうけたとおっしゃっていました。

ホワイトハウスの近くの大学だった・・)


「百年の愚行」について、調べていたら、こんなサイトに行き当たりました。

自転車図書館

「現在、全国の図書館に『百年の愚行』を置いてもらうための旅を続けながら、同時に、道中で本の貸し出しを行っています。「じてんしゃ図書館」には子供にもわかりやすく書かれた環境問題関連の本を置いています。1人1冊まで自由に借りることができ、返却は不要。読み終わったら、誰かにまわしてもらう、というシステムです。見かけたときは、どうぞお気軽に声をかけてください。そして、借りていただいた本から何かを感じていただければ幸いです。」

これから自分たちが変えていかないといけないんですね。