やっと読み終わりました。ふぅ。
なんというか、激動すぎて、胸がつまりながら読んだので、
ちょっと疲労感があります・・・。
今 ひとつの歴史が終わった・・・ふぅ みたいな。
ベルサイユのばら (1) (集英社文庫) (1994/12) 池田 理代子 商品詳細を見る |
ベルサイユのばら(マンガ)、全巻読み終えました。
小学生のころ、母親が好きでテレビで見ていましたが、
こんなに「金」「女」「戦」があるものだとは知らなかった。
小学生のころは、「オスカルは女である」そして、「マリーアントワネットはわがまま放題」
とだけ記憶していました。
そして、テレビでは主題歌がすんごくマッチしてたのね。
「ばらは気高くさいて、ばらは美しく散る♪」
私、この登場人物のなかで、今一番記憶に残っているのが、
弁護士 ロべスピエール。
いつも貧しい人たちの味方に立って戦う姿は、とても潔くかっこいいです。
ルイ16世を処刑すべきと非難したのも彼でした。
しかしまた、ルイ16世の戴冠式で挨拶を述べたのも彼。
その彼に影のように寄り添っていたというサン・ジェスト。
いつの時代も、正しいことをしていると必ず人はついてくるのですね。
フランス衛兵になったオスカルもしかり、です。
オスカルはご存知のとおり、マリーアントワネットの衛兵をしていましたが、
当時、盗みをはたらいていた「黒い騎士」を捕らえられなかったことを理由に、
現在の地位を取り下げて頂き、フランス衛兵の指揮をとるようになります。
フランス衛兵は、オスカルのような貴族の贅沢三昧な生活にうらみをもっていますから、
当然、オスカルが指揮をとっても誰一人として動きません。
しかし、オスカルの行動が、彼らを変えるんですね。
そのオスカルを変えたのがこちらの本とか↓
社会契約論,ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫 Bル 1-2) (2008/09/09) ルソー 商品詳細を見る |
歴史の中で、書物がどれほど影響力のあるものだったかを感じます。
また、オスカルとフェンデル、
フェンデルとマリーアントワネット
アンドレとオスカル
どの恋もなかなか結ばれず、
読んでいて、みんなとっても痛々しい。
身分違いの恋や、かなわぬ恋 。
今では、ほとんどありませんが、読んでいて胸が苦しくなりますなぁ。
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マリーアントワネットが、
処刑台にあがる前にすごしたのがこちら↓
昨年パリに行ったとき、撮影したものです。当時の様子を再現したものです。
(コンシェルジュリーの中にあります)
ついでに、こちらはコンシェルジュリーと、サントチャペルの間にある、
最高裁判所の入り口。
私、コンシェルジュリーにいくときに、
間違ってこちらから入ってしまい、周囲、みな黒のマントを着ているのに、
自分は、いかにも観光者ってかんじでうろうろしていました。
そしてこれは現在のパリ市庁舎。
私が、カメラを持っていた日は、日曜だったこともあり、
この前に人だかりができて、演説をしていました。
<次のアクション>
1 ロベスピエール
に関する本を読もう。
2 フランス革命に関する本を一冊読んでおこう(2008年中)
3、池田理代子さんのマンガをもうひとつ。
「女帝エカテリーナ」もしくは「オルフェウスの窓」を読むつもり。
「ベルサイユのばら」は、会社に人に借りて読んだのですが、
ぜひ、自分で買って手元においておこうと思います。
あぁ、Paris・・・・・